特許出願中
床デコLL35・LL45遮音下地材のコンセプト
床デコ LL35・LL45 遮音下地材は、一般の方でも簡単に断熱工事と遮音等級 LL35・LL45 に対応した床の防音工事ができるように開発された商品です。施工のしやすさと扱いやすさを重視して設計しています。
DIYユーザーの使いやすさを第一に考えながら、プロの方にもご満足いただける性能を備えています。
施工説明書には、DIY向け・プロ向け両方の施工方法を掲載しています。用途に合わせてこの説明書をよく読み、正しく施工してください。
注意事項の見方
- 警告:誤った取り扱いをすると、重大なけがをするおそれがあります。
- 注意:誤った取り扱いをすると、けがや物の破損を招くおそれがあります。
- ポイント:施工のコツや、知っておくと便利な情報です。
使用できる場所
屋内で、ゴミやホコリがなく、乾燥していて、平坦かつ硬い床面である事が条件です。
以下のような下地に使用できます。
- 既存フローリング
- 合板・パーティクルボードなどの木質系下地
- コンクリート・モルタルなどの硬質下地
使用できない場所
- 屋外
- 風呂場など水が直接かかる場所
- 常に湿気がある環境
- 凹凸の大きい床面
- 根太の上など、床面が平坦でない場所
床暖房について
床デコ LL35・LL45 遮音下地材は、断熱性が高いため、床暖房の熱を遮断してしまいます。そのため、床暖房の上には使用しないでください。
一方で、新たに床暖房ユニットを設置する場合など、床デコ LL35・LL45 遮音下地材が床暖房ユニットの下にくる構造では、床下への熱の逃げを防ぎ、暖房効率を高める効果があります。
床暖房でのご使用を検討される場合は、お問い合わせください。
床デコLL35・LL45遮音下地材の性能について
- 床デコLL35 遮音下地材:試験方法 JIS A 1440-1 にて、クッションフロアと組み合わせた場合に ΔLL(I)-6(LL35相当の遮音性能)が確認された製品です。
- 床デコLL45 遮音下地材:試験方法 JIS A 1440-1 にて、フロアタイルと組み合わせた場合に ΔLL(I)-4(LL45相当の遮音性能)が確認された製品です。
遮音下地材は、床に敷くだけで断熱性・遮音性を高め、軽微な不陸調整にも対応できるため、コンクリート床でも各種床材を施工しやすくなります。
また、置き敷き施工に対応しているため既存床を傷めにくく、現状復旧が容易で、賃貸物件のリフォームにも適しています。さらに、捨て貼り合板を併用することで対応できる仕上げ材が増え、より幅広い施工に対応できるようになります。
ただし、床スラブ・床組の構造、かさ上げ方法、合板の厚み、仕上げ材の種類など、実際の現場条件によっては、完成後の遮音性能が変動する場合があります。
本製品は、完成後の遮音性能を保証するものではなく、製品として LL(遮音等級)相当の遮音性能を有する下地材です。多数のマンション物件で使用が認められており、多くの管理組合で許可をいただいております。ただし、管理組合ごとに判断基準が異なる場合がありますので、基準が厳しい物件では事前確認をおすすめします。
施工前の準備
- 床のほこりや汚れはキレイにお掃除をしてください。
- 凹凸などがある場合は平らにしてください。
- 床に水分やカビの胞子が残っていると、カビが発生する可能性があります。
- 必ずカビがあれば除去し、水分が乾燥してから施工してください。
ポイント:ほこりや凹凸がありますと接着力が弱まります。湿気がある場合は扇風機を用いて床面に送風し、乾燥させてください。
必要道具
- 大きめのカッターナイフ
- 大きめの定規
- メジャー
カット方法
- ハサミで裁断すると切断面がガサガサしますので、定規とカッターナイフでカットしてください。
- 必ず不織布部分を上面にし、不織布とボード部分を同時にカットしてください。
- 不織布を下にすると正確にカットできません。
警告:カッターの扱いには十分注意して、手を切らないようにしてください。
注意:切断の際、床面を傷つけないように段ボールなどの上で作業をしてください。
遮音下地材の向き
遮音下地材はボード面を上に、不織布面を下に向けて貼ります。
割り付けの計画
遮音下地材は、継ぎ目を一直線に揃えず、千鳥張り(ジグザグ状)に配置することを推奨します。継ぎ目をずらして配置することで、床全体の強度と安定性が高まり、仕上がりの精度も向上します。
- 切断面は、必ず壁側に向けて貼ってください。
- 遮音下地材の幅が細くなりすぎないように注意してください。
- 幅150mm未満の細いピースは、仕上がりの安定性が低下するため極力避けてください。
- 壁際の四すみは3〜5mmあけてください。
- 下地材同士の隙間は1〜3mmあけてください。
遮音下地材の貼り付け方法
貼り付け方法は、下記の3パターンからお選びください。ボード部分が上、不織布が下になる点は、全ての工法で共通です。
1.DIYでオススメ:置き敷き工法
既存床を傷つけない賃貸向き工法です。
布テープで遮音下地同士をつないで固定します。既存床とは固定しませんが、敷き詰めると摩擦でずれにくくなります。
テープについて
テープは布テープか養生テープをお使いください。布テープの方が強固に貼り合わせできます。養生テープは再剥離が可能ですので、お客様のニーズに合わせて選択してください。
クラフトテープや気密テープなど、表面がツルツルするテープは接着不良の原因になりますので推奨しません。
2.DIYでオススメ:両面テープ工法
コンクリート床には使用できません。
両面テープ工法では、既存床と遮音下地材を両面テープで固定します。ただし、コンクリート面は両面テープが付きにくいため、施工はできません。
両面テープがしっかり貼り付く木質系の床材やビニル系の床材にのみ使用可能です。
固定には、幅広タイプ(幅50mm以上)の両面テープを使用してください。
3.プロ向け:接着工法
プロの方や、しっかりと施工したい方向けの工法です。
接着剤で既存床と遮音下地材を固定します。木質系の床やコンクリート床にも施工可能です。
合板やベニヤ板、木質系フローリング、モルタル、コンクリート床への接着は、ウレタン1液系直貼りフローリング用接着剤をお使いください。(例:コニシ KU928R など)
接着剤は櫛目(くしめ)ごてで床全面に塗布して貼り合わせてください。接着剤が完全に硬化してから次の段階に移ってください。接着剤が硬化しないまま施工すると剥がれ等の原因になります。
仕上げ材の施工
仕上げ材は、各仕上げ材の木質系下地における施工方法に準じて施工してください。
遮音下地材のボード部分は発泡ポリプロピレン(PP)です。木質系下地用の接着剤の多くが使用できますが、「PP不可」と表示された接着剤は使用しないでください。
また、ボード部分は発泡体のため、釘・ビス・ステープル(タッカー)は保持力が弱く、固定には適しません。必ず接着剤で固定してください。
仕上げ材の継ぎ目は、遮音下地材の継ぎ目(ジョイント)と一致しないように割り付けてください。遮音下地材はクッション性のある材料のため、継ぎ目が重なると段差が生じる原因になります。
商品仕様
床デコLL45遮音下地材
| サイズ | 幅910mm×910mm 厚さ11.5mm |
|---|---|
| 材質 | 特殊発泡構造ポリプロピレン、特殊クッション材 |
| シックハウス | F★★★★同等品(ホルムアルデヒド未検出) |
| 製造国 | 日本 |
| 防音性能 | LL45遮音下地材+フロアタイル:LL45(JIS試験済) |
床デコLL35遮音下地材
| サイズ | 幅910mm×910mm 厚さ13.5mm |
|---|---|
| 材質 | 特殊発泡構造ポリプロピレン、特殊クッション材 |
| シックハウス | F★★★★同等品(ホルムアルデヒド未検出) |
| 製造国 | 日本 |
| 防音性能 | LL35遮音下地材+クッションフロア:LL35(JIS試験済) |
遮音等級と生活実感
| 遮音等級 | イスの移動音・物の落下音等 | 生活実感 |
|---|---|---|
| LL35(ΔLL(I)-6) | 通常ではまず聞こえない | 上階の気配を感じることがある |
| LL40(ΔLL(I)-5) | ほとんど聞こえない | 上階の音がかすかにする程度 |
| LL45(ΔLL(I)-4) | 小さく聞こえる | 上階の生活が多少意識される |
| LL50(ΔLL(I)-3) | 聞こえる | 上階の生活状況が意識される |
| LL55(ΔLL(I)-2) | 発生音が気になる | 上階の生活行為がある程度わかる |
| LL60(ΔLL(I)-1) | よく聞こえる | 上階住戸の生活行為がわかる |
LL45遮音下地材は標準的な遮音性能を備えています。LL35遮音下地材は最高クラスの遮音性能を備えています。
※LL(軽量床衝撃音)とは、一般的に食器やおもちゃなど比較的硬質で軽量な物が床に落下した時や椅子をひきずる時などに下階室で発生する床衝音のことです。
※LL値は数字が小さいほど等級が高くなり、上階の生活音が伝わりにくい性能を示します。
※本製品は、完成後の遮音性能を保証するものではなく、製品として LL(遮音等級)相当の遮音性能を有する下地材です。
プロのひと手間:捨て貼りについて
より良い仕上がりと耐久性を高めるためには、捨て貼り施工を追加することをおすすめします。
遮音下地材の上に合板(ベニヤ板)を捨て貼りすることで、床全体の強度と安定性が向上し、耐久性もアップします。さらに、仕上げ材の特性に合わせた施工が可能になります。
プロの方には推奨する施工方法ですが、必須ではありません。予算や納まり、仕上げ材の種類、お部屋の用途に応じて判断してください。
捨て貼りに使用する合板(ベニヤ板)について
合板の材質に指定はありませんが、反りのないものを使用してください。反りのある合板を使用すると、仕上がりに不陸や歪みが生じる可能性があります。
合板の厚みについて
合板の厚みは、仕上げ材の種類によって異なります。仕上げ材との納まりや、お部屋の用途を踏まえて判断してください。
- フロアタイル・クッションフロア:厚さ2.5mm以上
- 合板フローリング・無垢フローリング:厚さ9mm以上
合板の厚みが増すほど床は安定し、沈み込みは緩和されます。
捨て貼り合板の割り付け
捨て貼り合板は、継ぎ目を一直線に揃えず、千鳥張り(ジグザグ状)に配置することを推奨します。継ぎ目をずらして配置することで、床全体の強度と安定性が高まり、仕上がりの精度も向上します。
また、可能な範囲で遮音下地材の継ぎ目とも位置をずらして配置してください。さらに、捨て貼り合板はカットをできるだけ少なく、大判のまま使用することをおすすめします。
捨て貼り合板の接着
遮音下地材と捨て貼り合板は、接着剤による全面貼りを推奨します。ウレタン1液系の直貼りフローリング用接着剤をご使用ください。(例:コニシ KU928R など)
接着剤は櫛目(くしめ)ごてを使用し、床全体に均一に塗布して貼り合わせてください。接着剤が完全に硬化してから次の施工に進んでください。硬化前に施工を進めると、不具合の原因になります。
遮音下地材のボード部分は発泡体のため、釘・ビス・ステープル(タッカー)は保持力が弱く、固定には使用できません。
注意:遮音下地材と捨て貼り合板の接着には、釘・ビス・ステープル(タッカー)の使用は推奨しません。
捨て貼り施工のメリット
1.点荷重による凹みを抑える
クッションフロアやタイルカーペットなどの柔らかい床材は、椅子・キャスターなど点で荷重がかかるものを使用すると、基材が凹む場合があります。
捨て貼り合板を一層挟むことで、凹みを抑えることができます。フロアタイルやフローリングなどの硬い床材では、凹みの心配はありません。
2.目地の段差を防ぎ、割り付け作業を簡略化
遮音下地材の目地と、フロアタイルやクッションフロアの仕上げ材の継ぎ目が一致すると段差が生じるため、通常は継ぎ目が合わないように割り付け計画が必要になります。
間に合板をずらして捨て貼りすることで、下地の継ぎ目を隠すことができ、煩わしい割り付け作業の手間が大幅に減少します。
薄いクッションフロアの場合は下地の継ぎ目が浮き出ることがありますが、捨て貼りを追加することで軽減できます。
溶接について
塩ビ系シート床材の溶接は遮音下地材を溶かすおそれがあります。溶接が必要な場合は、必ず捨て貼り施工を行った上で溶接してください。
3.釘留めが必要なフローリングの施工が可能になる
合板フローリングや無垢フローリングは、下地合板に釘を効かせて強度を保つ必要があります。しかし、遮音下地材の基材は発泡体のため、釘の保持力が低く直接施工には適していません。
そのため、十分な厚みのある捨て貼り合板を追加することで、合板フローリングや無垢フローリングの標準施工が可能になります。
また、磁器タイルや石材など割れやすい仕上げ材も、捨て貼りの厚みと強度によっては施工が可能です。特殊な床材や施工条件については、事前にお問い合わせください。
4.ふかふか感を軽減できる
遮音下地材はクッション性によって階下への騒音や振動を抑えますが、その“ふかふか感”が気になる方もおられます。
この場合、厚めの捨て貼り合板を施工することで荷重が分散し、ふかふか感を緩和することができます。
際根太(きわねだ)について
壁際の沈み込みを防ぐために、際根太の施工を行うことは可能です。ただし、必須の工事ではありませんので、必要に応じて施工してください。
際根太には、市販のベニヤ板をカットして作成したものを使用できます。
商品とお問い合わせについて
お客様専用相談窓口:0773-78-2177
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